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【Q&A】教材の役割を見出せずにいます

· 公開Q&A

Question:

セミナー講師をしています。失礼な質問でしたら申し訳ないのですが、教材(参加者に配布するテキスト)の役割を見出せずにおります。手間もコストもかかりますし、オンラインであればなおさらなくても良いのではと感じてしまいます。

(質問者:WNさん)

Answer:

素朴な疑問をありがとうございます!
(失礼な質問ではございませんのでご安心くださいませ^^)

参加者の皆さんにテキストを配布しているとのこと。

どのようなテキストを、いつ・どのように配布しているか?

という具体的な記載がなかったため、以下のような「一般的によくある形式」を想定して回答させていただきますね。
 

よくある「テキスト配布形式」

▼対面の場合:
セミナーで使う投影用のスライドを「2in1」などにしてプリントアウトし、ホチキス留めして(またはファイリングして)セミナー当日に配布する。

▼オンラインの場合:
セミナーで使う投影用のスライドをPDFにして事前に送付し「各自でプリントアウトして参加」を促す。

WNさんからのご質問に回答するにあたり、まずはこちらのデータを紹介したいと思います。

このデータの解説

これは、2018年に教材戦略ラボで

テキストの「配布形式」による【予習率】の違い

に関するミニリサーチを行なったときのデータです。

オンラインセミナーで使うテキストを事前に受講生に配布し、

講座当日までに読んできてくれた受講生の割合

を示したものなのですが、

PDF形式】で配布した場合:10人中2人

【印刷製本した形】で配布した場合:10人中7人

と、結果に大きな差が出ました。

このデータからは、

テキストの内容はまったく同じでも、「手に取れるリアルな形」で提供することで

あらかじめ目を通してきてくれる(=予習してきてくれる)受講生が増える

という傾向を読み取ることができます。

ちなみにこのリサーチでは、特に「読んできてください」とは案内はせず、

「当日使う資料です」とだけ伝えてメール添付または郵便で送付しました。

ですので、同じ「印刷製本した形」で送付する場合でも、

「必ず事前に読んできてください」というディレクションを添えることで、

この割合はさらに伸びる可能性があります。

また、このリサーチにはありませんが

「受講生が予習しやすい教材の形」ということは、同時に

「受講生が復習しやすい教材の形」でもあることも想像できます。

このデータをもとに言えること

WNさんからのご質問に戻ります。

教材(参加者に配布するテキスト)の役割を見出せずにいる

とのことですが、教材やテキストの運用の仕方次第では、以下のような効果やメリットを期待できます。

▼受講生が事前に予習してくることから…

  • 講師にとっては、セミナー内での「教えること」「伝えること」にかかる負担が軽くなる
  • 受講生にとっては、セミナー内容の理解度が上がり、成果が出やすくなる
  • その結果、受講生満足度が上がる

いかがでしょうか?

なかなか魅力的な役割を果たしてくれると思いませんか?^^

今日のおさらい

テキストの内容はまったく同じでも「手に取れるリアルな形」で提供することで

あらかじめ目を通してきてくれる(=予習してきてくれる)受講生が増える!

・・・

昨年から続くコロナ禍で、オンラインコミュニケーションやデジタルツールが当たり前になりましたが

やはり私たち人間には、

「オフライン・アナログ」のほうが精神的な負担を感じずに受け入れられる・手に取りやすい

という側面があるように感じます。

とはいえ「オフライン・アナログ」での教材運用を考えようとすると、

手間やコスト、そのための時間がかかるのは事実です。

ですが、少しだけ長期的目線で眺めると、かけた以上のベネフィットがあります。

そんな「教材の力」を今日ご紹介したデータを通じて

少しでも感じ取っていただけたらとても嬉しいです!

次回はまた別のデータを紹介したいと思います。

回答者:矢澤 典子

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